Hirokiみなさま、はじめまして。VeryLongAnimals法務部インターンのHirokiです。
VeryLongAnimals（ベリロン）とは、「ふざけ to earn」で広がり続ける、顔が長い動物たちの国です。
ベリロンを身につければ、ニンゲン界のしがらみとはもうオサラバ。
アニマルとして鳴き声をあげたり、二次創作を作って遊んだり、イベントに参加したり、とりあえず何でもかんでも長くしてみたり、そんな暮らしがあなたを待っています。
楽しくふざけているだけでお得なことも沢山起きるベリロンワールド、あなたのご参加をいつでもお待ちしております。
- ベリロン法務部兼PjM
- 法律を勉強しながらNFTビジネスにも携わっている
- よくわからないまま怪しげなインターンに応募し合格
ベリロン法務部とは？！
さて、そんなベリロンには、なんと法務部があるらしいのです。
その名も「ベリロン法務部」。
ニンゲン時の業務の重大さ、真面目さ由来のストレスからか、弁護士の方々とベリロンの親和性は非常に高いようです。今では沢山のWeb3.0弁護士様がベリーロングとなり、毎日一緒にお祭り騒ぎをしています。
ところがこの無法地帯のアニマルワールドにあっても、ふとした瞬間に法律のことが気になってしまい、議論が始まるのは弁護士アニマルの性。
このシリーズは、そんな彼らの「Web3.0に関する法律の議論が世に出ないのはもったいない！！」という思いでスタートしました！
トピックごとに、弁護士の方々が繰り広げた本物の議論を記事としてまとめていきます。
ただし、こんなベリーロングな姿ではやはり真面目にはなりきれないようでして。。ふざけながらにはなりますが、お見逃しください！！
おっと、早速何やら議論が始まっているようです！！
- ベリーロングなWeb3.0弁護士たち
- 「Web3.0に関する法律の議論が世に出ないのはもったいない！！」という思いで誕生✨
- 真面目さ由来のストレスからか、ベリロンお祭り騒ぎが大好き
他人が購入したベリロンをTwitterのプロフ画像にしてもいいの？！
ブタ人気のベリロン、ようやくブタを落札できた！すごい金額でほんまびっくりしたわ。せっかくやから、さっそくTwitterのプロフ画像にして、みんなと同じように鳴き声Tweetを連発しよう！ブゥゥ！ブゥゥ！
フクロウいやー、あとちょっとだったんだけどなー。高騰しちゃってなかなか落札できないよ。こうなったら腹いせにTwitterのプロフ画像をブタにしちゃおーっと。OpenSea上の画像ファイルは秒でコピペできるし。
ヒョウお！フクロウさん。おれもブタ狙ってたんすよ。やっぱフクロウさんセンスいいっすね。同じアイコンたくさん並べるの、ベリロンっぽいふざけイベントになりそうだし、おれも今からプロフ画像をブタしますわ！
ブタブウウゥゥゥゥゥゥ！！！いい加減にしてくださいよ！勝手にプロフ画像に使わないでくださいよ！著作権侵害で訴えますよ！
フクロウホォホォ。うるせぇな、ブタは本当は俺が落札するはずだったの！ところで旨い豚ロース手に入ったんで一緒にトンカツ作りません？同じベリロンホルダーということで、硬いこと言わずに仲良くしましょうよ。
（トントントン…ジュ〜ジュ〜）
ブタ（え、共食いになるやん・・・）
ヒョウお、トンカツ、おれにも分けてくださいよ。（ムシャムシャ）
ところでブタさんよ、画像のコピペなんて、ぶっちゃけ昔からみんなやってるやんか。Twitter見てみ？アニメのキャラのプロフ画像なんて無数に出てくるけど、あれいちいち摘発されてないでしょ？それに、NFTを買っても著作権は手に入らないって、どっかで聞いたことあるで。てことはブタさん、あんた、ブタのNFTをたしかに落札してるけど、あんたにブタの絵の著作権はないねん。つまり、誰でも自由に使って良いはずやろ？！
ブタうーん、たしかに「NFT 著作権」とかでググってみると、NFTを買っても著作権は手に入らないみたいな難しそうな記事がたくさん出てくるな・・・でもブタの頭じゃ何書いてるのかよくわからんな・・・
フクロウほらな。ヒョウの言ったとおりや。Web3はNFTアートをSNSのプロフ画像にするのがカルチャーの１つなの！
トンカツのいい匂いがするのに、なんだか動物たちはえらく揉めています。わたしも手元のスマホでこっそりググってみたところ、たしかに弁護士さんが執筆したと思われる「NFTを買っても著作権は手に入らない」「著作権の利用許諾もされない」といった類の記事がたくさんヒットしました。
しかし、0.xxETHとか、場合によっては1.xxETHとかいう、なかなかの金額を支払ってNFTを手に入れたのに、著作権も、著作権の利用許諾も手に入らないというのはなんとも不思議な感じがします・・・
お！ちょうどいいタイミングでベリロン法務部のウマさんとヒツジさんがやってきたぞ！
ウマうまそうな豚肉の匂い。ヒヒーン。おぉ！これはウマの大好物、豚ロースじゃあーりませんか！
ん？君たちせっかくのうまい肉なのに、何揉めてるの。楽しく食べようよ。
ヒツジ(ウマって草食動物じゃなかったっけ・・・)
ブタあ、ベリロン法務部のウマさんとヒツジさん！聞いてくださいよ。フクロウとヒョウのやつら、おれが買ったNFTアートを勝手にTwitterのプロフ画像にしたんすよ！法律違反でしょ！なんとか言ってやってくださいよ！
ウマちょっとスマホ見せてみ。
ウマなるほどな。これは・・・誰が誰かわからんね。うん。これは・・・あかんのやろうなあ、きっと。
ブタ「きっと」？！こんなの絶対だめに決まってるでしょ！
ヒツジうーんとね、ブタさん。NFT買ってもね、それだけで、そのNFTの画像の著作権を持っているとか、著作権の利用許諾を受けているとか、正直わかんないんですよ。だからね、NFT買った人が、「自分の著作権が侵害された！」とかいうのは、法律的にはけっこー難しいかもですよ。 あ！ウマさん！そこの豚ロース残しといてくださいよ！食べすぎ！メェ！
さすがに自分が買ったNFTをプロフ画像にするのはいいですよね・・・？！
ブタえ？！そうなんですか？！ていうことはそもそもNFT買ったぼく自身がこのブタの絵をTwitterのプロフ画像にすることも、もしかして駄目だったりするんですか？！けっこーいい値段したんですけど。
ウマう〜ん・・・そこもよくわかんないよねえ・・・。まあ、ぶっちゃけ、Twitterのプロフ画像としてNFTアートに表示されてる画像を使うのは、黙認されてるよね〜。
ヒツジですね〜。ああ、トンカツうメェ〜
ブタえ！そこは「黙認」で「OK」なんですか？！なんでそっちはOKで最初の話はNGなんですか？！なんだかすごくもやもやするんですけどブウゥ〜！！
ヒツジそもそもこのドット絵を描いた、ベリロンファウンダーのトラ(Kawa)さんに聞いてみるのが早いんじゃないですかね？もともとKawaさんに著作権があるのは確実なわけですし。ちょっと！ウマさん！そのカツ、僕の！メェ！
・・・・・・・・・
トラ(Akim)ん？呼びました？今ドット絵描いてたんすけど。
ブタおぉ！ベリロンクリエイターのKawaさん！ところでベリロンのNFTアートって、購入者が自分のTwitterのプロフ画像に使っていいんですか？
トラ(Akim)え？全然いいっすよ。それより俺にもトンカツわけてくださいよ。ガブガブ
「全然いいっすよ」・・・
え、何でなんだ・・・？！
なんでウマさんとヒツジさんはトンカツばっか食べて議論に入ってこないんだ・・・？！
著作権の話はどうなったんだ・・・？！
あ！ちょうどいいタイミングでWeb3.0界隈に造形の深いらしい（馬先生より7日早くWEB3.0界隈にジョインした）法務部のカメさんが現れた！
カメ顔の長い動物どもはWeb3.0のことを何も分かっていないようだな。もう著作権とか所有権なんていう古臭いこと抜かしてるんじゃねえ。むしろガンガン使ってもらう。これがWeb3.0ってやつや。
ウマお！カメさん今日も絶好調ですね。またNFTコレクション増えました？！今度みせてくださいね。ところでトンカツいっときます？！
カメ・・・（カメって何食べるんやっけ・・・）
ブタえ？じゃあ、ぼくがカメさんの画像をプロフ画像にするのもいいんですか？
トラ(Akim)いーんじゃないっすか？んー、どうかなんすかね？ぼく法律詳しくないですし。
カメそれは・・・嫌やな。
ブタそこは嫌なんですねwwww
カメ画像のレンタル料払ってくれるならいーよ。一週間100ETHでどう？！
一同（たっけぇ・・・）
トラ(Akim)ああトンカツ足りないな。ちょっとブタさん、そこに横になってもらえます？！
ブタぎゃー！！！
こうして、NFTとTwitterのプロフ画像に関する論点は膨大な謎を残したまま、結局、屠殺の恐怖に怯えるブタさんが泣く泣く追加の豚ロースの買い出しに出かけたのでした・・・
(続く)
【VeryShortに自己紹介】
ロースクールで法律を勉強しながらNFTビジネスにも携わっているわたくしHirokiは、ある日「ベリロン」「法務部」の「インターン募集」という、3度見しても理解できない深遠なTweetに出会い、「ベリロン」も「ベリロン法務部」もその「インターン」も、一体何がなんだかわからないまま、これまでの人生で感じたこともないような不思議な熱にほだされて、この怪しげなインターンに応募してしまいました。
そして・・・はい。このたびHirokiは、晴れて（？！）ベリロン法務部のインターン生になりました！
あ、ブタさん、わたしの分も追加で買ってきて〜！🐷🐷
BUSINESS LAWERS 「【連載】NFTと法 第3回NFTアートと著作権法の関係」https://www.businesslawyers.jp/articles/976, （参照 2022-04-08）
